今回は、アヒルについてQ&A形式で説明していきたいと思います。その中でも密かに話題になっているコールダックのことも取り上げたいと思います。
Contents
1.アヒルの起源は?
アヒルは野生のマガモを人間が飼い慣らし、太りやすく、卵をたくさん産むように改良してきた鳥です。翼は退化していて、長距離を飛ぶことはできませんが、短距離なら飛べます。 約3000年前の中国で野生のマガモを飼い慣らしたことが起源と言われています。今では世界中で飼われていて、肉や卵、羽毛が利用されています。
2. アヒルの主食は何ですか?
食性は雑食性で、家禽用の穀物類を主にした餌(水鳥フード)のほか、人間の食べる野菜類や果物や食肉など、個体差はあるものの基本的には何でも食べます。
3.アヒルが食べる野菜は?
アヒルに与える野菜は、チンゲン菜や小松菜、ハコベなどの緑黄色野菜を与えるようにし、スイカやレタス、キャベツなど水分含量が多く、栄養素に乏しい野菜は与えてもあまり意味がないと言われています。
4.アヒルの大好物は?
アヒルが大好きな食べ物は虫です。外で自由に食べることができれば必ずしも人からあげる必要はありませんが、豊富に虫がいる環境でなければ、時には与えてください。
5.アヒルは寒さに強いですか?
寒さ、暑さは強い方です。夏場は、プールに入って足に水をつけて体温を下げます。 冬場は、くちばしと足を羽の中に隠してじっとして過ごすこともありますが、冬場でもプールには入りますし、水辺で水浴びもします。
6.アヒルの水浴びはいつから?
アヒルの雛の場合も水浴びを始めるのは、野生のカルガモのお母さんが雛を引っ越しさせる頃と同じ孵化後3週目あたりからが良いとされています。生まれて3週間位までは体温調節がうまくできませんので、水浴びは控えてください。水入れに浸かってしまった場合は、すぐに乾いたタオルで拭き取って、体温の低下を防いでください。
7.アヒルとコールダックの違いは何ですか?
コールダックは、アヒルを品種改良した鳥です。 大きさはアヒルの1/4ほどで、世界最小のアヒルと言われ、大人になっても掌に乗るくらいのサイズ感です。現在欧米ではペットとして大変人気があり、愛玩用・観賞用 として多く飼育されています。
8.コールダックの体重は?
アヒルを品種改良して作られた世界最小のアヒルです。 体長約30㎝。 体重約800g前後が多いです。
9.コールダックの寿命は?
環境にも左右されると思いますがコールダックの寿命は10年ほどと言われています。
10.コールダック 性別 いつわかる?
コールダックの性別とカラーの入り方は生後4週目以降(幼鳥)から生後7~8週齢(換羽期)に確定します。それ以前の確認はDNA検査以外では判別が出来ません。
11.コールダックの主食は何ですか?
コールダックもアヒル同様、基本的に雑食で、成鳥になると何でも良く食べます。 主食のフードは水鳥用のペレットやニワトリの餌を与えますが、成長段階によって餌の内容や与え方を変えましょう。
12.コールダックの適温は?
ヒナの場合、生後一週間ほどは30~36℃の温度勾配(ホットスポット)を作ったケージで飼育しましょう。特に卵黄嚢が吸収される生後三日間は極端に低体温に弱いので注意が必要です。生後二週間ほどは体が濡れると低体温になる可能性がありますので、餌に水を含ませて与えてください。保温については、生後二週目以降から28~30℃程に切り替えましょう。発育不良だと丸まって動かないことがありますので、この場合は温度を上げてください。
13.コールダックの水浴びの頻度は?
コールダックは水浴びをすることで体の汚れを落としたり、ストレスを発散させたりしています。犬でいう散歩のようなもので、最低でも1日1回、できれば2回は水浴びをしないと体調を崩す恐れがあります。 水浴びをしていない子は体臭もきつくなるため、飼い主さんにとっても大切な習慣といえるでしょう。
14.アヒルやコールダックは懐くのか?
どちらも人に懐きやすいことでペットとして人気があります。特に卵からふ化して最初にみた人間を親だと思う、刷り込みという習性があるため、飼い主を親だと思い後を追ってくるのはよく耳にする話です。さらにコールダックですとその小ささをいかして、馴れると手乗りすることもあります。また、人が話すとまるで会話をしているようにマネして鳴いてみたり、餌という言葉に反応して寄ってきたりもします。
15.飼育のポイントは?
何といっても水浴びと日光浴は、ストレス発散や健康維持に必須です。水浴びはストレス発散や運動の他、体を清潔に保つ意味でも重要です。できればいつでも水浴びできる環境が理想ですが、もし難しいようでしたら子供用のプールや桶などを用意し、出来るだけこまめに水浴びさせてください。また、日光浴も健康維持の上では必要不可欠ですので、水浴びの後などしっかり行うようにしてください。